肺がんは、胃がんに次いで多いがんであり、近年激増しているがんの一つでもある。
年代としては、40歳代から現れ始め、60歳を超えると急速に増加する。
また、肺がん患者の男女比は3対1で、男性の方が女性よりも圧倒的に多く発病している。
肺がんの中で、気管に近い部分にできるがんは、多くの場合セキやたんといった自覚症状によって発見される。
一方、それより先の肺胞までの広い部分にできたがんは、初期には自覚症状がないことがほとんどで、X線撮影によって発見されることが多いという特徴がある。
肺がんは、がん細胞の形により、“非小細胞がん”と“小細胞がん”に大きく分けられ、治療法もそれぞれで異なる。
非小細胞がんの治療は一般的に手術が行われる。一方、悪性度の高い小細胞がんの場合は、抗がん剤と放射線を組み合わせての治療が中心となる。
肺がんの発生は、喫煙の習慣が大きく関係していると考えられている。調査では、喫煙者は非喫煙者に比べ、肺がんによる死亡率が4.1倍、喉頭がんでは20.3倍にもなるという結果が出ている。
しかも、たばこを吸っている本人だけではなく、副流煙(タバコの先から出る煙)を吸った人も、肺がんになる危険性が高くなる。
このように見るなら、肺がん予防は禁煙が第一ということになるだろう。
タバコの他に、大気汚染も肺がんの原因の一つと考えられている。また、職業上、気道に刺激を与える薬剤などを扱っている人も、肺がんに罹患する率が高くなるといわれている。
肺がんの早期発見のために、40歳を過ぎたら少なくとも年に1回、できれば2回ほど定期検診を受けるようにしよう。
【あぽとーしす】
個体をよりよい状態に保つためにひきおこされる細胞死の様式の一つ。一連の遺伝子によって制御され、エネルギーを消費しながら能動的に進行する。アポトーシスは、細胞の収縮→核の凝縮→DNAの断片化→細胞が分解し、「アポトーシス小体」を形成→食細胞による処理、という過程を経て完了する。例えば、生体内のがん化した細胞や異常を起こした細胞の多くは、アポトーシスの過程によって除去されている。
[健康関連用語辞典]
【あくせいしゅよう】
悪性の細胞が体内で発生し、臓器内で増殖するとともにリンパ節やほかの臓器にも転移して、生命にまで重大な影響を与えるような腫瘍。いわゆる「がん」のこと。原因はまだ不明だが、ウイルス、遺伝素因、化学物質、放射線などが関係していると考えられている。日本人の死因の第1位で、全体の約3割を占める。
[健康関連用語辞典]
【あなふぃらきしーしょっく】
一度ハチに刺されるなどしてハチ毒に対する抗体が作られた体が、再度ハチに刺された場合などにおこす急性のショック症状。抗原が侵入してから15~30分程度の短時間でおきる「即時型アレルギー反応」が、全身に循環不全をおこすもの。ハチ毒のほか、ハムスターなどの動物、薬や食べ物などでもおきる。軽度の場合は、全身のじんましんや腹痛、発熱。重度になると呼吸困難、血圧低下、意識不明などに陥り、命を失う場合もある。
[健康関連用語辞典]
【あれるぎーまーち】
小児のアレルギー疾患の特徴として、アレルギーの中心症状が(年齢によって)変化すること。乳児期にアトピー性皮膚炎、次いで幼児期に気管支喘息やアレルギー性鼻炎・結膜炎が出現するといったアレルギーの連鎖現象。
[健康関連用語辞典]